在り来たりな出だしだけれど、今年はいろんなことがあった年でした。
1つ終止符を打ちました。
いつか私はスカイツリーが恋しくなるだろうかと思っていましたが今ではすっかり恋しくなりました。
いつか、いつかと思う先はいつまでも届かないように感じていて
だけど夢見ていた場所に少しづつ近づいているのだと、実感はないけれど
物差しを見る限り距離は縮まっているようです。
どんな思いでこの町をでて、どんな思いでこの町に戻って
他人事のように考えてしまいます。
もう2度と会えないあの人に、
ただ出会えたことだけでいいのだと、あの人の代わりは私自身が務めるのだと
強制的に納得しました。
その代わりに、いつもどこでも変わらずに居続ける存在もあるのだと
決して目の前に現れることはないけれど、いつも私の傍に。
私が場所を替えてもいつも傍にいてくれた。
だからそれでもいいのではないかと思うんです。
色んな分岐点を見てきました。
知らず知らずのうちなのか意識しての切り替えなのか。
私の分岐点は確かに今年あったのだと思います。
元をたどれば3年前から、5年前から、10年前から。
いつかの分岐点の為に変化はなくとも毎日積み上げていきます。
この町は残念ながらと言うべきか喜ぶべきかわからないけれど、何もないただ大きな空が広がっています。
まだ3か月も経っていないのに、
あなたが、スカイツリーが恋しく感じています。
願わくはいつかの場所へ行きたいです。
だけど時には届かないことも知っています。
そんな時は、いつもどこでも変わらずに居続けるあの人のように
いつも穏やかに心持たいと思います。